「Instagramでマネタイズしたいけれど、どのジャンルに参入すればいいの?」
「自分が選んだジャンルはどのような戦略で攻めるべきか?」
この辺りの疑問を解決していきます。
インスタでマネタイズに成功している人は、「ジャンル選定 × コンセプト設計 × 運用方法」全ての要素が上手くいっており、特にジャンル選定は勝率の8割を占めるほど、重要なポイントです。
従来のインスタ運用目的は、フォロワーを伸ばし、影響力を増すために運用している発信者が多かったため、ライフスタイル・ファッション・グルメ系などビジュアル検索に向いているジャンルがニーズが多い傾向がありました。
しかし、こうしたビジュアル検索向きのジャンルはニーズがある分、競合が強く、レッドオーシャンになりがち。
するとここで、「まだ目立ったインフルエンサーが出てきていないブルーオーシャンのジャンルを選定するのが良いのか!」と思うかもしれませんが、
それはただ単に需要がないために、伸びているインフルエンサーがいないという可能性もあります。
需要があるにも関わらず、まだ発掘されていないだけの可能性もゼロではないですが、かなり現実的に厳しいです。
ですので、戦略的には伸びているジャンルを選定し、競合にはない切り口のコンセプトで攻めていくのが、2021年版の攻略法かなと。
今回は、各ジャンル毎にマネタイズ戦略例をご紹介します。
ダイエットジャンル
ダイエットジャンルは、「痩せた」という実績が必須であり、属人性がかなり高いジャンル。
ビジュアル要素が強く、ニーズがかなりあるため、伸ばしやすい印象。
・経過報告
・おすすめのダイエットメニュー
・おすすめのダイエット食
・継続するためのモチベーション管理など
- アフィ案件(パーソナルジム/着圧/サプリ/健康食品)
- リストマーケ(LINE@やメルマガへの誘導し、商品を販売)
- D2C系の商材(通販サイトへの誘導)
消費者は、サプリや健康食品などの商材に対して「効果があるのかな?」「怪しいな」と感じていることが大半であるため、実際に使ってみた効果をビジュアル付きのBefore:After形式で見せ、いかに購入前の不安感を取り除いてあげられるかがポイント。
3,000円前後のサプリや健康食品は、上記のやり方がかなり刺さります。
一方、パーソナルジムのような高額商材は、リストマーケとの相性が抜群です。
興味があるユーザーに対して、商品を購入する理由を教育することができるため、「購入しない」のハードルを超えやすくなります。
年齢や性別を明確にターゲティングし、ドンピシャで刺さるコンテンツを発信。
加えて、日々のストーリーズ更新などで共感を集めることが大事。
ex) 30代ママ向けのダイエット法
美容ジャンル
コスメ全般を網羅した、キュレーションアカウントが覇権を握っています。
2021年現在では、”美容”というざっくりとしたジャンルで攻めるのは難しく、細分化した特定のターゲットに特化したアカウントが台頭しています。(個人で攻略するのはハードな印象)
※ キュレーションアカウント:他のアカウントが作成した投稿をリポスト(再投稿)する形で運営しているアカウントのこと。いわゆる、グノシーのインスタ版。
- アフィ案件(エステ/脱毛/コスメ/洗顔/パック/美容液/オールインワン/基礎化粧品/)
基本的には、アフィリエイトでマネタイズしていくことになります。
コスメ系の商材は、成果地点によって報酬単価が異なるため、成果までのハードルと報酬単価のバランスを見て、収益をいかに最大化できるかがポイント。
- 定期購入:1件 3,000円〜5,000円
- トライアル購入:1件 500円〜
- 新規購入:1件 購入金額の5%〜25%
プチプラコスメやイエベ肌限定・ブルベ肌限定の美容情報を発信するなど、細分化したアカウント発信が必要。
また、2021年8月に「薬機法」に関する規制が入り、美容系の効果・効能に関する情報はかなり厳しくなっているため、あくまでコスメの色や見え方にフォーカスして発信しましょう。
暮らし
暮らし×インテリアや美容、無印良品などの掛け合わせで発信している人が上手くいっている印象。
いかにフォロワーの自己実現欲求をくすぐり、「真似したい!」と思わせられるかがポイントですね。
属人性を出し、コンテンツ発信で貯まった信頼や人気を自分自身に移行することができれば、わりと何でも売ることができるので、フォロワーさえ集めることができれば、簡単にマネタイズできます。
- アフィ案件
- リストマーケ
- D2C系の商材
- PR案件
「憧れのあの人が紹介しているから、自分も使ってみよう。」
上記のように思わせることができれば、何でも売れます。
以前、キンコン西野さんがブログで「時代は『店検索』から『人検索』に変わる」と話していましたが、Instagramにおける暮らし領域は、この要素がかなり顕著に出ています。
Googleで調べれば、わりとお得な情報を手に入れられるようになった今、「誰から買うか」がすごく重要。
まずは特定のターゲットに向けて、有益なコンテンツを投下し、人気や注目をコンテンツに集めること。
その中で、「20代男性 一人暮らし」のような属人性のある共感ポイントを作り、フォロワーさんとの距離感を縮め、ファン化させていくことが大事です。